あの日の日記

自分の記録

彼女と

別れました。7年弱の付き合いでした。
今年になって2回目(かな?)の別れ話で,かつ電話での出来事だったため,
涙は出ませんでした。でも,なんだか心にぽっかり穴が開いたような感覚。


せっかくなので,頭の中を整理するという意味でも,これまでを軽くまとめようと思います。


出会ったのは大学1年の時。同じ部活でした。付き合う前からよく2人で出かけたりして,足に使われているのでは?と思ったものですw
その冬に付き合い始めて,けんかもしながら過ごしてきました。よく怒られたな~w
自分にとっても彼女にとっても付き合う相手が出来るのははじめての経験だったので,紆余曲折しながら,老夫婦のようにゆっくり進んでいきました。最初のころはいちゃいちゃするのが恥ずかしくって,抱きしめることも出来ませんでした。


そのうち彼女は就職,自分は院に進学しました。
就職してからも彼女は一人暮らしの自分の家に遊びに来てくれました。実験の都合で帰りが遅くなる日も多々ありましたが,彼女は夕飯を作って待っていてくれました。
一人暮らしをしているときは,家に帰ると真っ暗なのが普通ですが,彼女がいると部屋の明かりがついていて,それだけで心がほっとしたものです。
大学院にいたころ,一時的に精神が参ってしまったことがありました。彼女に相談したところ真剣に悩みをきいてくれ,サポートしてくれました。彼女がいなかったら今の自分はいないと思っています。


そして自分も社会人になって,お互い実家の暮らしとなりました。ぼちぼち結婚かと,自分たちも周囲の人も考えてました。社会人になって経済格差が縮小し,新幹線を使った旅行にもいきました。ちょっと豪華なディナーにも。


でも,このころから彼女が,自分との気持ちの共有を強く求めすぎている自分が嫌だと思うようになります。例えば自分と彼女が一緒に出かけているとき,彼女は楽しい,自分も楽しくないとやだ,楽しいはずだと考えてしまうわけです。ここで自分が『眠い』と発言したとすると,なんで楽しくないの?となってしまうわけですね。こんな風に考えてしまう自分が嫌だ,と。これが今回の別れの原因です。
私的にはそう感じたときははっきり怒ってくれてかまわないということは伝えたのですが,どうしても許せないと。
いったん距離をおいた時期もあったのですが,残念ながらこのような結果となってしまいました。


正直,別れたくなかったです。結婚したかった。こんなに人として芯のある素敵な人はいないと思えた。幸せな家庭を築きたかったし,この人となら築いていけると確信していた。こんな自分を全力で愛してくれた。俺は全力で愛せていただろうか?今考えると,あのときこうしてあげればよかったって後悔が押し寄せてくる。


お互い大学生でお金が無かったころ,夕方に2人で手をつないで近所を散歩した。川の近くを歩きながら2人で見る夕日は綺麗で幸せだった。
夜散歩して財布を拾って警察に届けたこともあった。
1年に1回くらいのペースで鎌倉に行った。
屋久島の縄文杉をへろへろになりながら見に行った。
冬は週に1回以上2人でなべを作って食べた。
動物園のリスザルをよく見に行った。
なべをよく焦がして2人で笑った。
夏は海を見に行った。泳がなかったけど。
1日家でどこもいかずにごろごろしているときも幸せだった。


思い出がありすぎて振りかえっているときりが無い。
最後に,今まで付き合ってくれてありがとう。
こんな自分を好きになってくれてありがとう。
毎回家に来てくれてありがとう。
寒いのにシングルベットに一緒に寝てくれてありがとう。
家で夕飯を作って待っていてくれてありがとう。
一緒に出かけてくれてありがとう。
心の支えになってくれてありがとう。


本当に,ありがとう。
さようなら。

×

非ログインユーザーとして返信する